希少疾患治療薬や抗がん剤の研究で選ばれる
価格と性能のバランスが優れた製品として創薬研究を支援 「Purif-PackⓇ」
国立研究開発法人理化学研究所 環境資源科学研究センター 創薬・医療技術基盤連携部門 創薬化学基盤ユニット様
フラッシュクロマトグラフィー用カラム「Purif-PackⓇ」を導入いただいた理化学研究所(理研) 創薬化学基盤ユニット様に、
カラムの使用状況についてお話を伺うことができました。

理化学研究所(理研)様は埼玉県和光市に本部を構え、自然科学の幅広い分野で基礎から応用までの研究を推進される総合研究所です。
スーパーコンピュータや加速器など最先端の研究基盤を活用され、大学・企業との連携を通じて技術の社会実装を進めるとともに、健康・医療、環境、創薬、先端材料など社会的課題の解決に直結する研究を展開されています。
今回お話をお伺いした創薬化学基盤ユニット様では、「薬の種」となる化合物から薬に適した薬効・物性・安全性を指標に新規な化合物を合成し、新薬の開発を目指す「構造最適化」を行なわれています。
Q1:現在の主な分析テーマ、分析内容を簡単にお教えください。
A:現在は希少疾患治療薬や抗がん剤などの創薬研究を行っています。
Q2:Purif-PackⓇはどのような研究で活用されていますか?
A:有機合成化学の手法を用いて新規化合物を合成する場面で、反応で得られた粗生成物から純粋な目的物を単離するために使用しています。
Q3:Purif-PackⓇを採用いただいた決め手は?
A:価格と性能のバランスの良さです。
Q4:他メーカーの製品と比較して、特に良かった点があれば教えてください。
A:分離性能が高く、再現性も安定しており、これまで不良品に当たったことがない点が特に優れていると感じています。
分取精製装置「PurifⓇシリーズ」本体と「Purif-PackⓇ」
分取精製装置「PurifⓇシリーズ」データ確認画面
Q5:実際に使ってみて期待通りの結果でしたか?
A:TLCで展開してもスポットが重なってしまうような混合物でも分離できることがあり、期待以上の結果をもたらしてくれます。
Q6:さらに欲しいと思う機能・性能はありますか?
A:安定性の高いカルボン酸シリカカラムです。現在、比較的入手しやすいものはコハク酸で修飾されたタイプのようですが、購入から時間が経過した場合や強い展開溶媒を使用した際に、コハク酸が脱落してフラクションに混入するトラブルを経験したことがあります。
Q7:最後にPurif-PackⓇへのご意見があればお願いします。
A:粒度の細かい高性能な製品を、より手頃な価格で入手できるようになると大変助かります。
インタビュー後記
この度はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
Purif-PackⓇのご採用により「期待以上の分離結果が得られた」とのお声をいただき、研究の質向上へ貢献できていると感じ嬉しく思います。
一方で、より安定性の高いカラムや、さらに手頃な価格でのご提供についてのご要望も伺うことができました。
これからも現場でのお声を大切にしながら、より良い製品づくりに取り組んでまいります。
導入製品
【フラッシュクロマトグラフィー用カラム Purif-PackⓇ】
https://www.shoko-sc.co.jp/products/coulumn/purif_pack/index.html
微細な球状シリカの粒子に、分取/精製に最適な比表面積、細孔径を選択した高品質充填剤を採用したカラムです。
SI、NH、ODS、DIOL、ポリマーなど豊富なゲル種、各粒子径、カラムサイズからサンプルに適合したものをお選びいただけます。


【お問い合わせ先】
カスタマーサポートセンター
電話:045-913-6689
E-mail:info@shoko-sc.co.jp
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