高感度UVセルによる分取

微量サンプルや吸光度が低いサンプルを分取したい場合、Purifシリーズの標準UVセルでは感度が足りずに分取できなかったり、分取できても収量が充分に得られないことがある。高感度UVセルを使用することで前述の問題点を解決できる。

【分取条件】

カラム: Purif-Pack SI 30 μm - SIZE 60

溶媒 : ヘキサン - 酢酸エチル ( 82 : 18 )

流量 : 20 ml/min

検出 : UV 254nm

サンプル: ①トルエン(5μl)

②アセトフェノン(5μl)

       ③フタル酸ジメチル(10μl)

 

高感度UVセルを用いた分取例

 

 

【分取条件】 【分析条件】

カラム: セミ分取カラム Merck ChromolithRSemiPrep カラム: Shodex C18M (size: 4.6mm x 150mm)

             (size: 10mm x 100mm) 流量: 1.0ml/min

溶媒: 水-アセトニトリル(0.05%TFA添加)

流量: 10ml/min

検出: UV 220nm

サンプル: ブドウ種子エキス 2mg

 

 

Purifシリーズの標準UVセルでは分取できないような微量サンプルを、高感度UVセルを用いることで感度良く分取することができた。また、Purif-Packカラム使用時だけではなく、HPLC用のセミ分取カラムを用いる場合にも、微量のサンプルを感度良く分取することが可能である。

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