CHDF(Capillary Hydrodynamic Fractionation)は粒子をサイズごとに分級することにより粒度分布を測定する画期的な装置です。
一般的に光散乱を用いた原理の場合、粒子径が大きいほど光散乱強度が大きくなり、多分散系のサンプルでは非常に解析が複雑になり、分布の広いサンプルの正確な粒度分布測定は期待できなくなります。
そこで、粒子を大きさごとに分級することにより、多分散系のサンプルをより正確にかつ高分解能に測定することが可能となります。
粒度分布測定の結果を品質管理に利用する際には、平均粒子径及び標準偏差のみならず詳細な分布形状の識別が、製品の良品と不良品の判定には重要となるため、CHDFのような粒度分布の演算処理に仮定法を用いない装置が有効となります。
測定範囲 | 0.015~3.0μm |
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測定時間 | サンプル注入からグラフ表示まで約10分 |
分解能 | 粒子径差10%以内 |
データ出力 | 下記項目のディスプレイ表示またはプリントアウト
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