超音波減衰式粒度分布測定器APS-100は超音波の減衰率を測定することにより、濃厚系サンプルの粒度分布を計測します。サンプルを希釈することなく、撹拌またはポンプ循環しながら、広い粒子径範囲(10nm~100μm)の測定ができます。超音波を利用していますので、光源を一切使用しないため、サンプルの色や屈折率の影響を受けずに測定ができます。
米国ルーセントテクノロジー社の特許ソフトウェアの採用により超音波減衰スペクトラムから粒度分布形状を仮定せずに粒度分布を求めることができます。
粒度分布測定の他、固形分濃度、pH、電気伝導度、温度、音速を測定することができ、自動滴定機能も付加できます。
光散乱系等の装置と異なりAPS-100は粒度分布の形状を仮定することなく粒度分布を求めますので、このように裾野部の測定も確実に行なえます。
測定粒子径範囲 | 10nm~100μm |
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対応濃度 | 0.1~50Vol% |
必要サンプル量 | 120mL |
使用可能溶媒 | 水系・溶剤系 |
電気伝導度範囲 | 1~105μS/sec |
Zeta-APSはAPS-100にZeta Acoustic(ESA)の機能を付加した粒度分布/ゼータ電位測定両用機です。
一度のサンプルセットで粒度分布、ゼータ電位の両方を自動測定できます。