この度、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社と共に、バイオ医薬品についてセミナーを4名の先生方とお招きし、以下のとおり開催させて頂きます。
ご多忙かとは存じますが、皆様お誘いあわせの上、ご参加下さいます様お願い申し上げます。
《開催日時》 2018年7月27日(金) 10:00 ~ 18:00 受付開始 9:30 ~
《会場》 グランパークカンファレンス 401ホール(東京都港区)
JR田町駅より徒歩5分、都営地下鉄三田駅より徒歩7分
《参加費用》 無料
《定員》 100名
《申込方法》 ご所属(勤務先)、ご部署、ご芳名、お電話番号、メールアドレスをご記入の上、昭光サイエンス代表
メール(info@shoko-sc.co.jp)まで、メールをお送りください。
《プログラム》
10:00 ~ 10:05 開会のご挨拶
10:05 ~ 11:05 東京大学 教授 津本 浩平 先生/准教授 長門石 暁 先生
〔演題〕 合理的な抗体設計を目指した蛋白質相互作用に関する物理化学解析
〔要旨〕 我々が近年取り組んでいる抗体-抗原相互作用の中で、様々物理化学的解析術を駆使して、阻害メカニズムの解明、
分子動力学解析、そして糖鎖分析など抗体の設計指針を提案するための研究例についてご紹介する
11:10 ~ 11:50 ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 麻見 安雄
〔演題〕 マイクロカロリーメトリーのバイオ医薬応用
〔要旨〕 マイクロカロリーメトリーは熱力学情報を評価することで様々な相互作用に解釈を与える。今回は、結合親和性、安定
性など弊社製品による具体的な事例を含め評価法について紹介する。
13:00 ~ 14:00 星薬科大学 教授 米持 悦生 先生
〔演題〕 凍結乾燥剤の設計のための評価技術
〔要旨〕 凍結乾燥は抗生物質やタンパク質、ワクチンなど水溶液での長期安定確保が難しく、熱に不安定な医薬品の注射剤製
造に広く用いられている。凍結乾燥は有効成分と添加剤が共存する、低温条件下での製剤化の最終工程であるため、
最終製品の特性と工程の関係を明らかにする必要がある。本講演では、凍結乾燥工程について概説するとともに、工
程中での物性評価技術とその応用例について紹介する。
14:05 ~ 15:05 東京工業大学 名誉教授 有坂 文雄 先生
〔演題〕 静的光散乱法および超遠心分析による蛋白質の性状および相互作用解析
〔要旨〕 静的光散乱と超遠心分は、溶液中の蛋白質の絶対分子量とその分布を与える。
講演では、SEC(FFF)-MALS、相互作用解析のためのCalypsoについて解説し、超遠心分析との比較を行う。
15:30 ~ 16:30 大阪大学 特任教授 長谷川 淳 先生
〔演題〕 バイオ医薬品の物性解析 研究初期フェーズにおいて考慮するべきこと
〔要旨〕 抗体医薬には、蛋白質の複雑性に由来する、凝集体形成、粘度上昇など物理化学的性質の課題がある。研究フェー
ズにおけるこれらの物性評価方法、問題がある場合のみ抑制・低減方法について概説する。
16:35 ~ 17:15 昭光サイエンス株式会社 鶴田 英一
〔演題〕 バイオ医薬品の評価に役立つ次世代光散乱装置の紹介
〔要旨〕 最新のプレートリーダー型光散乱測定器DynaPro PlateReaderⅢ及びUHPLC用多角度光散乱検出器と抗体分析
用カラムをその特徴と実例を合わせて紹介する。
17:15 ~ 個別相談
※タイムスケジュールは状況により前後する場合がございます