抗体-薬物複合体(ADC)は、癌や神経変性疾患の治療におけるターゲット指向ドラッグデリバリーにおいて、重要なバイオ治療薬候補です。
元となるモノクローナル抗体(mAb)は比較的安定な分子ですが、薬剤やリンカーを結合させることにより、しばしば不安定になり、凝集体を形成しやすくなるという問題点があります。凝集が制御できないと、生体内で効力が減少したり、極端な場合には、深刻な免疫反応を惹起したりする可能性があります。その為、その調製中に安全性をモニターすることが重要になります。
プレートリーダー型動的光散乱測定器DynaPro PlateReaderⅡは、市販のマイクロプレートを用いて、非接触かつハイスループットでの動的光散乱測定を実現させます。
ここでは、本装置を用いた調製法のスクリーニング方法について、紹介します。
DynaPro PlateReaderⅡの詳細情報は こちら をご覧ください。